ビュー内のすべての文書に対して全文検索を実行し、検索条件に一致する文書だけを表示するようビューにフィルタを掛けます。条件に指定した単語の語形 (語尾) 変化については、検索を行いません。

定義位置

NotesView

構文

numDocs& = notesView.FTSearch( query$, maxDocs% )

パラメータ

query$

String 型。全文検索の検索条件です。次を参照してください。

Integer 型。検索の結果として返される文書の数の上限を指定します。条件に一致する文書をすべて受け取りたい場合は 0 を指定します。

numDocs&

Long 型。検索後、ビューに残る文書の数を返します。これらの文書はすべて query$ を満たしています。

FTSearch を呼び出した後でも、通常の NotesView のメソッドを使用すると、ビューの文書のサブセットである結果を移動できます。データベースに全文索引が作成されていない場合、サブセットの文書は元のビューと同じ順序で表示されます。ただし、データベースに全文索引が作成されていると、サブセットの文書は降順にソートされます。GetFirstDocument はサブセットの先頭の文書、GetLastDocument は最後の文書というように返します。

全文検索による抽出を消去するには Clear メソッドを使用します。Clear の後では、NotesView のメソッドは、ビューの文書全体に対して機能します。

データベースに全文索引が作成されていなくてもこのメソッドは動作しますが、処理効率は低下します。索引が作成されているかどうかを調べるには IsFTIndexed プロパティを使用します。ローカルデータベース上に索引を作成するには、UpdateFTIndex メソッドを使用します。

クエリー構文

語句を検索するには語句をそのまま入力します。ただし、検索キーワードは引用符で囲む必要があります。リテラル内の二重引用符はエスケープ処理してください。

ワイルドカード、演算子、およびその他のクエリー構文も使用できます。構文規則については、『Lotus Notes ヘルプ』の「演算子を使用して高度な検索条件を作成する」を参照してください。Lotus Domino Designer Eclipse ヘルプシステム、またはインフォメーションセンター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/index.jsp など) で「クエリー構文」を検索します (どちらにも Lotus Notes に関する情報が記載されています)。

クロスリファレンス

Java View クラスの FTSearch メソッド

式言語の ViewShowOnlySearchResults @コマンド

例
関連項目

LotusScript のクラスでビューやフォルダ内の文書を検索する

用語集