複合アプリケーション - 設計と管理


最初に知っておくべき情報
IBM(R) Lotus Notes(R) は、複合アプリケーションをサポートしています。複合アプリケーションとは、複数のアプリケーションのコンポーネントを 1 つのロールベースの作業環境に組み合わせるアプリケーションのことです。複合アプリケーション用に Lotus Expeditor 上で開発されて他の技術と組み合わされたカスタム関数やパッケージ関数を追加することにより、Lotus Notes アプリケーションを拡張することができます。

Lotus Notes の複合アプリケーションを説明する際によく使用される用語を次に示します。


メモ NSF ベースの複合アプリケーションサポートが使用できるのは Lotus Notes アプリケーションの場合だけで、IBM(R) Lotus Domino(TM) アプリケーションの場合は使用できません。また、アクセスできるのは Lotus Notes クライアントからだけで、Web ブラウザからはアクセスできません。Lotus Domino Web アプリケーションを使用するには、DAP (Domino Application Portlet) によってレンダリングを行い、WebSphere Portal 上の複合アプリケーションに埋め込む必要があります。

これまでに説明したとおり、個別に作成された複数のコンポーネントを 1 つのアプリケーションに組み合わせたものが複合アプリケーションです。複合アプリケーションには 1 つ以上のページが格納され、それぞれのページには 1 つ以上のコンポーネントが格納されます。複合アプリケーション内のコンポーネントは、通信による対話をサポートしています。たとえば、別のコンポーネントでユーザーによるアクションが発生した場合、1 つ以上のコンポーネントがそのアクションに対応するようにプログラムされています。

Lotus Notes コンポーネントは、Lotus Notes データベース内の特定のビューやフレームセットや文書などに接続するためのリンクです。同じ Lotus Notes データベースに複数のコンポーネントを格納することができ、これらのコンポーネントは複数の複合アプリケーションで使用することができます。

複合アプリケーションは、Lotus Domino 8.0 以降が実行されている Lotus Domino サーバーか、WebSphere Portal 6.0 が実行されている WebSphere Portal Server でホストすることができます。こうした環境で実行するための複合アプリケーションを作成する方法については、WebSphere Portal のヘルプ文書を参照してください。

関連項目