すべての lotus.domino クラスには、次のメソッドが含まれます。

public void recycle()

public void recycle(java.util.Vector objects)

Java は、ヘビーウェイトのバックエンド Lotus Domino オブジェクトを認識しないで、それを表すライトウェイト Java オブジェクトのみを認識します。ガーベッジコレクションは、最初に明示的に再利用しない限りは、Lotus Domino オブジェクトには影響を及ぼしません。

メモリに問題が生じた場合は、recycle を試してください。その場合、次のガイドラインに従ってください。

• 不要になった場合にのみ、オブジェクトを再利用する。
• オブジェクトは、作成したスレッドと同じスレッドで再利用する。
• 親の再利用によって、そのすべての子も再利用される。
• Session では、他のすべてのスレッドが終了した後に限り recycle() を呼び出す。
• NotesThread.sinitThread() と NotesThread.stermThread() が使用される場合は、stermThread の前に recycle() を呼び出す。

リモート (IIOP) 環境では、recycle はサーバー上のリソースを解放します。クライアント側のキャッシュは存在しますが、Java オブジェクトはもはやリモート側の対象と通信できません。

リモート (IIOP) 環境では、recycle は任意のオブジェクトの任意のスレッドから呼び出せます。

同一の Lotus Domino 要素を表すために複数のオブジェクトを作成する場合は、1 つを再利用するだけで、すべてのオブジェクトが再利用されます。以下に例を示します。

View v1 = db.getView("All");
View v2 = db.getView("All");
v1.recycle(); // also recycles v2

関連項目

サポートコンポーネント

用語集