LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス
データベース内のすべての文書に対して全文検索を実行します。
定義位置
NotesDatabase
構文
Set notesDocumentCollection = notesDatabase.FTSearch( query$, maxdocs%, [ sortoptions% ], [ otheroptions% ] )
パラメータ
query$
notesDocumentCollection
このメソッドは、start パラメータを含まないこと以外は FTSearchRange メソッドと同じです。
データベースに全文索引が作成されていなくてもこのメソッドは動作しますが、処理効率は低下します。索引があるかどうかを調べるには NotesDatabase の IsFTIndexed プロパティを使用します。全文索引が変更後に更新されていない場合、データベースの内容を完全には反映しません。ローカルデータベース上で索引の作成や更新を行うには、UpdateFTIndex メソッドを使用します。
デフォルトでは、このメソッドは最大 5,000 件の文書を返します。索引付きのデータベースまたは索引は付いていないがクライアントのエージェントで実行されているデータベースの場合は、Notes.ini 変数 FT_MAX_SEARCH_RESULTS でこの制限を変更します。索引が付いておらず、サーバーのエージェントで実行されているデータベースの場合は、Notes.ini 変数 TEMP_INDEX_MAX_DOC も設定する必要があります。絶対的な最大値は 2,147,483,647 となります。
このメソッドはデータベースのすべての文書を検索します。特定のビュー内の文書だけを検索するには、NotesView の FTSearch メソッドを使用します。特定の文書コレクション内の文書だけを検索するには、NotesDocumentCollection の FTSearch メソッドを使用します。
ソートオプションを何も指定しない場合は、文書は適合スコアでソートされます。コレクションは適合スコアでソートされ、適合性の一番高いものから順に配置されます。コレクションの各文書の適合スコアにアクセスするには、NotesDocument の FTSearchScore を使用します。
日付順のソートを指定すると、適合スコアは取得できません。結果の DocumentCollection を NotesNewsletter オブジェクトへ渡す場合、文書リンクは使用したソートオプションに応じて文書作成日か適合スコアでフォーマットされます。
データベースがマルチデータベース索引されている場合、マルチデータベース検索が行われます。結果の文書コレクション内を移動する速度が遅くなることもありますが、コレクションからニュースレターを作成できます。
コレクションが空の場合、返された NotesCollection の Count プロパティは 0 になります。
クエリー構文
語句を検索するには語句をそのまま入力します。ただし、検索キーワードは引用符で囲む必要があります。リテラル内の二重引用符はエスケープ処理してください。
ワイルドカード、演算子、およびその他のクエリー構文も使用できます。構文規則については、『Lotus Notes ヘルプ』の「演算子を使用して高度な検索条件を作成する」を参照してください。Lotus Domino Designer Eclipse ヘルプシステム、またはインフォメーションセンター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/index.jsp など) で「クエリー構文」を検索します (どちらにも Lotus Notes に関する情報が記載されています)。
クロスリファレンス
Java Database クラスの FTSearch メソッド
例 関連項目