アプリケーションの設計


アウトラインを作成する
新規のアウトラインを作成するか、またはデフォルトのアウトラインを生成します。

アプリケーション作成の計画を立てるためにアウトラインを使用する場合は、実際の設計要素を設計する前に、各設計要素を示すアウトラインエントリを作成できます。まず、アウトラインを新規に作成し、次に、アプリケーションに含める各設計要素のエントリを追加します。 アプリケーションやサイトの一部である要素 (ページへのジャンプ、文書、ビュー、フォルダ、Web ページ、他の IBM(R) Lotus Domino(R) データベースなど) で使用するアウトラインエントリを含めることができます。アウトライン内に作成したアウトラインエントリは、作成予定のアプリケーションまたはナビゲーション構造の各部品、または計画済みの部品を表します。また、アウトラインエントリは、クリック可能なアクションとすることも、他のエントリを階層下に含める最上位カテゴリにすることもできます。アウトラインエントリの横に表示されるアイコンを変更することもできます。アプリケーションを組織単位とし、複数のアウトラインを作成してアプリケーションのさまざまな部分を表現できます。

設計要素をすべて作成済みであるデータベースを使用するか、テンプレートを利用して作成したデータベースを使用する場合には、デフォルトのアウトラインを利用してアウトラインを作成し、それをカスタマイズすることから着手することも可能です。

アクセスしやすい設計を行う

ナビゲータの代わりにアウトラインを使用すると、スクリーンリーダーなどのユーザー支援テクノロジーにとってアクセスしやすいアプリケーションを作成できます。アウトラインを使用すると、アプリケーションの編成構造を作成できます。また、ナビゲータペインでの設計要素の表示方法を制御できます。アウトラインはプログラムやカスタマイズが可能なため、アクセス性を維持しつつアウトラインの外観を制御できます。アウトラインを Web アプリケーションで使用する場合は、Java アプレットを使用する表示オプションの選択を解除してください。Java アプレットを使用して表示されるアウトラインにはアクセスできません。

身体が不自由な人たちでもアクセスしやすいアプリケーションを作成する方法について詳しくは、「身体が不自由な人たちでもアクセスしやすいアプリケーションを設計する」を参照してください。

新規にアウトラインを作成するには

1. アプリケーションナビゲータで、[共有要素] - [アウトライン] をクリックします。

2. [新規アウトライン] をクリックします。

3. [新規アウトライン] パネルで、アウトラインの名前を指定します。 アウトラインを埋め込み要素として使用し、その埋め込みアウトラインの名前を今後変更する可能性がある場合は、別名を指定します。別名を使用すれば、埋め込みアウトラインを参照する式を書きなおさずに、アウトライン名を変更することができます。データベースの変換や修正を行っても、別名は元のまま残ります。別名を指定するには、別名の前に縦線 (|) を入力します。たとえば、OutlineName|OutlineAlias のようになります。

4. 必要な場合は、ドロップダウンリストからアウトライン用のアプリケーションを選択します。

5. [OK] をクリックします。

6. [新規エントリ] をクリックして、アウトラインに組み込みたい設計要素、アクション、リンクごとに、アウトラインエントリを追加します。

7. [アウトラインの保存] をクリックして変更内容を保存します。.

デフォルトのアウトラインを作成するには

デフォルトのアウトラインを利用してアウトラインを作成すると、データベース内のすべてのビューとフォルダがアウトライン内に作成されます。さらに、デフォルトのアウトラインには、[その他のビュー]、[その他のフォルダ]、[その他の個人ビュー]、[その他の個人フォルダ] と呼ばれるプレースホルダーが含まれています。

1. 新規のアウトラインを作成します。

2. [デフォルトのアウトラインとして保存] をクリックします。

新しいアウトラインエントリを追加するには

1. アウトラインを開く、または新規に作成します。

2. [新規エントリ] をクリックします。


3. [アウトラインエントリのプロパティ] インフォボックスで、アウトラインに表示したいラベル、たとえば「ホームページ」や「メインビュー」などを入力します。

4. [アウトラインエントリのプロパティ] インフォボックスに、表示するポップアップのテキストを入力します。ポップアップテキストは、ラベル全体がウィンドウ内に表示しきれない場合に、ユーザーがマウスをアウトラインエントリに合わせると表示されます。

5. (省略可能) アウトラインエントリの別名を指定します。

6. [内容] フィールドに設計要素の種類を指定します。種類は次のものがあります。

7. (省略可能) [値] フィールドで、選択した [種類] に対応する値を指定するか、または貼り付けます (たとえば、[リンク] を選択した場合は URL を、[アクション] を選択した場合は式を貼り付けます)。URL リンクを貼り付けた場合は、(プロトコルを含む) URL 全体が有効かどうか確認してください。たとえば http://www.lotus.com です。

8. (省略可能) [フレーム] フィールドに、アクションまたはリンクが表示されるターゲットフレームを指定します。


アプリケーションに組み込む設計要素を表すアウトラインエントリの作成が完了したら、それらエントリの順番を変更するか、階層構造を作成します。アウトラインのエントリの順番は、埋め込みコントロールにも反映されます。

アウトライン内の設計要素の順番を変更するには

ユーザーに表示するアウトラインエントリの順番を決めます。作成後に設計要素の順序を変更するには、アプリケーションナビゲータで 1 つ以上のアウトラインエントリを選択し、ドラッグしながらリスト内を上または下に移動します。

複数のエントリについて階層構造を作成するには

アウトラインの設計要素は階層構造を持つことができます。つまり、上位に置くことも下位に置くこともできます。これは、ネストされたアウトラインエントリを作成したい場合、特に便利です。複数の設計要素で階層構造を作成するには、次のいずれかの操作を実行してください。


アウトラインエントリを削除するには

1. アウトラインエントリを選択します。

2. [Delete] キーを押すか、[編集] - [削除] を選択します。

関連項目