JSP カスタムタグのライブラリ


JSP タグによる Lotus Domino データへのアクセスを保護する
Lotus Domino データベースの特徴の 1 つに、複雑なセキュリティシステムを挙げることができます。Lotus Domino では、サーバーリストによって管理されるサーバーレベルの認証要求から、フォームの作成者および読者のフィールドによって管理される文書レベルの認証要求までを設定できます。Lotus Domino データにアクセスする JSP を作成する場合には、この強力なセキュリティモデルが役立ちます。

サーバーレベルのセキュリティ

次の認証モードを使用して Lotus Domino サーバーにアクセスするようにアプリケーションを設計できます。

1. 匿名認証。サーバーに匿名のユーザーとしてログオンします。匿名アクセスを許可するよう設定されたデータベースとマークが付けられたデータベースとサーバーにのみアクセスできます。ユーザー名とパスワードの値は必要ありません。

2. 指定されるユーザー認証。ユーザー属性で指定されたユーザーとしてサーバーにログオンし、次のトップレベルのタグで指定されたパスワード属性によって認証されます。


3. コンテナ管理の認証。サーバーに「信用できる」コンテナとしてログオンします。認証セッションが確立された後は、サーバーのどのデータベースにもアクセスできます。
データベースレベルのセキュリティ

サーバーに対するユーザーの認証が完了した後、次に示すユーザーの条件に基づいて、データベースへの条件付きアクセスを設定できます。


文書レベルのセキュリティ

Lotus Notes クライアントのデータベースフィールドを暗号化して署名することはできますが、JSP の文書アイテムを暗号化し署名することはできません。

文書を読んだり、作成できるユーザーの名前が設定された読者および作成者アイテムを作成して、文書へのアクセスを制限します。これらのアイテムの値は、次のようにして JSP に設定します。

1. 次のタグのいずれかを使用して、単一または複数の値のアイテムを作成します。

2. タグの datatype 属性を「readers」か「authors」に設定します。

3. 文書へのアクセスを許可するユーザーの名前を、アイテムの値として設定します。

関連項目