- フォームにオブジェクトをリンクするまたは埋め込む
オブジェクトのリンクと埋め込み (OLE) を使用してフォームを設計すると、そのフォームで作成したすべての文書に同じオブジェクトを表示できます。オブジェクトをリンクすると、そのフォームを使用して作成したすべての文書からリンクのソースが参照されます。オブジェクトを埋め込むと、そのフォームを使用して作成したすべての文書にその埋め込みオブジェクトが表示されます。オブジェクトのリンクと埋め込みは、Lotus Notes アプリケーションでのみサポートされます。
- オブジェクトを自動的に起動する
オブジェクトのリンクと埋め込みを使用すると、任意の OLE デスクトップアプリケーションで作成された埋め込みオブジェクトや新規のオブジェクトを自動的に起動するフォームを設計できます。ユーザーがこのフォームをもとにした文書の作成、編集、読み込みを行うと、オブジェクトを作成したアプリケーションが自動的に起動します。自動起動は、複数のアプリケーションを組み込み、円滑に動作するワークフローを作成するのに便利です。また、これを使用すると、他製品を使い慣れているユーザーは Lotus Notes アプリケーションを終了せずに、そのアプリケーションで作業できるようになります。この自動起動機能は、Web アプリケーションでは使用できません。
- フォームにカスタムコントロールを追加する
Windows を使用し、OLE カスタムコントロールをインストールしてあるときは、文書やフォームにカスタムコントロールオブジェクトを作成できます。OLE カスタムコントロールは OCX や ActiveX などの名で知られており、これは、小型で独自のデータを持つ独立言語型のソフトウェアモジュールです。複数の製造業者の OLE カスタムコントロールを作成して、Lotus Notes で使用できます。OLE 制御の中には、アプリケーションのオンラインヘルプが提供されていないものもあります。
- 他の Lotus Notes 文書とフィールド情報を交換するためのフォームを設定する
Lotus Domino Designer では、他の OLE アプリケーションで作成した文書と情報を自動的に共有するようフォームを作成できます。これにより、Lotus Notes 文書のフィールドの内容を更新すると、他のアプリケーションの文書の対応フィールドも自動的に変更されます。データの交換は双方向で実行されます。このためユーザーは Lotus Notes からも、他のアプリケーションからもフィールドを編集でき、自動的に交換されます。Lotus Notes でフィールド交換を使用するには、OLE アプリケーションで NotesFX をサポートする必要があります。フィールド交換は Web アプリケーションでは使用できません。
- アクションを発行する
これは、最も柔軟で強力なOLE 準拠ツールです。複数のアプリケーションの複数の操作を組み込む複雑なタスクや反復的なタスクを自動化できます。式やスクリプトを使用してアクションを設計してから、それを発行します。その結果、複数の Lotus Notes/FX 2.0 が有効なアプリケーションの各 [アクション] メニューに、発行したアクションが表示されます。この機能は Web アプリケーションでは使用できません。