アプリケーションの設計
ビューをデフォルトとして設定する
データベースが開いたときにあるビューを最初のビューとして表示させる場合は、[データベースを最初に開くときデフォルトで表示する] オプションのチェックボックスをオンにします。これは、ユーザーがはじめてデータベースを開いたときにだけ適用されます。その後同じユーザーがデータベースを開いたときは、[データベースのプロパティ] インフォボックスの [起動] タブで設定されているビューが表示されます。
ビューまたはフォルダをテンプレートして使用する
ビューまたはフォルダをテンプレート、つまり同じデータベースの中で設計する他のビューおよびフォルダのモデルとして使用する場合は、[新規フォルダまたはビューのデフォルト設計とする] オプションのチェックボックスをオンにします。
ビューを省略してカテゴリだけを表示する
カテゴリを表示するビューがある場合は、[データベースを最初に開くときすべてを省略する] を選択することで、ユーザーがビューを開いたときには必ず省略されて表示されるようにできます。
返答文書を階層に整理する
ディスカッションフォーラムなどのアプリケーションでは、返答文書を階層表示にして、各レベルの返答文書を親文書からインデントする場合は、[返答文書を階層表示する] オプションのチェックボックスをオンにします。オンにしない場合は、返答はメイントピックと同じレベルに表示されます。このオプションをチェックしても、ビューに返答文書だけがある場合は、文書は何も表示されません。返答文書は、親文書が表示されているときのみ階層ビューで表示されます。
ビューの名前を [表示] メニューに追加する
IBM(R) Lotus Notes(R) で [表示] メニューからビューを使用できるようにするには、[[表示] メニューに表示する] チェックボックスをオンにします。これに加えて、また Web アプリケーションの場合のために、アクションボタンまたはイメージマップやアウトラインからのリンクなど、他の方法でビューにアクセスする手段も用意する必要があります。
Lotus Notes ユーザーがビューをカスタマイズできるようにする
デフォルトでは、Lotus Notes クライアントのユーザーは、列のサイズ変更や順序変更、色のオプションを設定するなど、さまざまな方法
でビューをカスタマイズできます。ユーザーが行った変更は、ビューを閉じて再び開いたときには、維持されています。ユーザーがビューをカスタマイズできないようにするには、[情報] タブで [カスタマイズを許可] オプションの選択を解除します。このオプションの選択を解除しても、ビューをカスタマイズするユーザーのメニューオプションは使用不可になりません。しかし、こうすることで、ソートを除いたダイアログの中のすべてのオプションが使用不可になります。アクセスしやすさのために、ソートは使用可能なアイテムのままになります。
メモ この機能は Web ではサポートされません。
文書が変更されたときに式を評価する
ビューにはアクションを関連付けることができます。こうしたアクションには、ビューを開いたときに評価される表示や非表示の式などがあります。特定のビューで文書が変更されるたびにアクションを評価する必要が起こる場合があります。これらの場合は、[文書が変更される毎にアクションを評価する] チェックボックスをオンにします。このオプションのチェックボックスをオンにすると、アプリケーションのパフォーマンスに重大な影響が起こることがあります。
ビューレベルで新規文書を作成する
ユーザーがビューレベルから新規文書を作成できるようにビューを設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションを使用することに加えて、列の InViewEdit イベントをプログラムして、Lotus Notes クライアントのユーザーが文書を作成したときにどうするかを指定する必要があります。
詳しくは、「ユーザーがビューから新規文書を編集または作成できるようにする」を参照してください。
特定の行でビューを開く
ユーザーがビューを開いたときに、特定の行をハイライト表示するには、[オプション] タブで、[開くとき] をクリックし、リストから次のオプションを 1 つ選択します。
[データベースのプロパティ] インフォボックスの [起動] タブで、[Notes クライアントで開いたとき] の [最後に表示していたものを表示する] オプションを選択すると、Notes ユーザーがデータベースを初めて開いたときはデフォルトのビューが表示され、2 回目以降に開いたときは最後に開いたビューが表示されます。このオプションは、Web ユーザーが開いたビューには利用できません。
ビューを更新する
[更新時] のオプションを使用すると、ビューが更新されたときの表示を指定できます。詳しくは、「ビュー索引を更新する」を参照してください。
ビューで改ページする
ビューでは改ページはできません。
Eclipse ベースの UI を使用する Lotus Notes
以下のオプションを利用して、Personal Information Management (PIM) アプリケーションのメール、カレンダー、連絡先でビューを Eclipse ベースのユーザーインターフェースで表示した場合のビューの動作を指定できます。これらのオプションは、他のアプリケーションには適用されません。Lotus Notes の設定を調整してこれらのオプションを表示する場合の詳細については、「複合アプリケーションの他の設計要素オプション」を参照してください。
列ヘッダーを表示せずにビューの列にデータのみを表示するには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、ビュー内の文書を目で見てグループ化しやすくなります。
このオプションを選択すると、スレッドが一部だけの場合に足りないルートを作成し、ビュー内の任意のメッセージの返答ツリーを表示できるようになります。このオプションを選択しない場合、完全なスレッドのみが表示されます。
プレビューペインをビューアー上下に横方向、あるいはビューアー側面に縦方向に配置できます。このオプションを選択すると、ビューのアクションバーにあるペアのアイコンを使用して、レイアウトの向きを横と縦で切り替えることができます。
タブナビゲータはボタンのような一連のアイテムであり、ビューアーに表示される文書を制御するために使用します。このオプションを選択すると、ビューアーにタブナビゲータが表示され、クリックできるようになります。
このオプションでは、表 (別名: 垂直またはナロー)、カレンダー、タイル、サードパーティのいずれかのビューアーを切り替える機能を制御します。ビューアーを指定していない場合、使用するビューアーはフォルダまたはビューのスタイル属性によって決まります。1 つのビューアーが指定されている場合、そのビューアーが使用されます。複数のビューアーが指定されている場合、アクションアイテムがアクションバーに追加され、ビューアーを変更できるようになります。選択したビューアーは、そのフォルダまたはビューに対して継続的に使用されます。標準設定で利用できるビューアーについて詳しくは、「縦のレイアウトに合わせて列を調整するには」、「カレンダービューを作成する」、または「タイル型レイアウトに合わせて列を調整するには」を参照してください。
フォルダまたはビューのインライン展開スレッド機能を有効にするには、[スレッドビュー] オプションでその名前を指定します。[スレッドビュー] オプションでフォルダまたはビューを指定すると、[対話モードを許可する] オプションが使用可能になります。[対話モードを許可する] オプションをオンにすると、ボタンがアクションバーに追加され、フラット表示モード (すべてのメッセージを表示し、選択したメッセージと同じスレッドのものをハイライト表示) とスレッド表示モード (スレッドを展開するまでは、スレッドの最新のメッセージのみを表示) を切り替えることができます。