アプリケーションの設計
フィールドを共有フィールドとして設計できます。また、レイアウト領域以外の場所にある単独使用フィールドを共有フィールドに変換できます。
共有フィールドを作成する
1. データベースナビゲータで [データ] を開き、[共有フィールド] をダブルクリックします。
2. [共有フィールド] セクションで、[新規共有フィールド] ボタンをクリックします。
3. 共有フィールドの名前を入力します。
4. フィールドの種類を指定し、[編集可能] または計算結果オプションの 1 つを選択します
5. インフォボックスを閉じます。
6. 共有フィールドを閉じて保存します。
共有フィールドを挿入する
1. フォームを開いて、フィールドを表示する位置にカーソルを移動します。
2. [作成] - [リソース] - [共有フィールドの挿入] を選択します。[共有フィールドの挿入] ダイアログボックスが表示されます。
3. 現在のデータベースから使用する共有フィールドを選択して、[OK] をクリックします。
5. (省略可能) ラベルをハイライト表示にして [文字] - [文字のプロパティ] を選択し、文字のスタイルを変更します。
共有フィールド名を変更する
共有フィールドの名前を変更すると、フォームを使用して作成された文書だけでなく、フィールドを使用しているすべてのフォームに影響します。 共有フィールドの名前を変更後、その共有フィールドを使用しているフォームを 1 つずつ編集します。変更前の共有フィールドを削除し、変更後の共有フィールドを挿入します。また、変更前のフィールド名を参照している式をすべて修正します。フォームを使用して既に文書が作成されている場合は、エージェントによってフィールドデータを変更後のフィールド名や計算結果フィールドに再割り当てします。
共有フィールドを削除する
共有フィールドを削除するには、共有フィールドの一覧から共有フィールドを選択して [編集] - [削除] を選択します。
共有フィールドをフォームから削除しても、フォームから削除されるのはフィールド参照だけです。共有フィールド定義は他のフォームで共有されている可能性があるため、この定義はデータベースに残ります。@DeleteField 関数を使用してフィールドデータを削除しない限り、同じ名前のフィールドを追加するか、共有フィールドを再度挿入することにより、削除された共有フィールドのデータを再表示できます。
ユーザーが開いた文書に関連する共有フィールドが削除されている場合、次のメッセージが表示されます。
フィールド定義ができません。<フィールド名>
ユーザーが [OK] をクリックすると、共有フィールドの内容が編集不可能なテキストとして表示されます。
このメッセージが表示されないようにするには、共有フィールドを切り取ってからフォームに再度貼り付けることにより、各フォームを変更します。これにより、古い共有フィールドが単独使用フィールドに変換されます。フィールド定義はデータベースの一箇所に集中的に保存されているのではなく、各フォーム内に保存されています。したがって、文書は共有フィールド定義を参照していたときと同じ状態で表示されます。
単独使用フィールドを共有フィールドに変換する
1. フォームを開きます。
2. 共有するフィールドをクリックします。
3. [設計] - [フィールドの共有] を選択します。
各言語用の共有フィールドを複数作成する
マルチリンガルデータベースがある場合、共有フィールドのコピーを複数作成して、それぞれを別の言語に対応させたい場合があります。たとえば、言語別に共有フィールドのヘルプテキストが必要な場合があります。
マルチリンガルデータベース向けの共有フィールドを複数作成するには:
1. [ファイル] - [データベース] - [プロパティ] を選択して、共有フィールドを含むデータベースがマルチリンガルデータベースとして設定されていることを確認します。[設計] タブで [マルチリンガル データベース] チェックボックスをオンにします。
2. Lotus Domino Designer の場合、[共有コード] - [フィールド] をクリックして、共有フィールドのリストを表示します。
3. マルチリンガルデータベースで使用する共有フィールドを作成します。
4. 言語数に応じて、共有フィールドを必要な数だけコピーアンドペーストで作成します。元のフィールド名が「info」の場合、コピーされたフィールド名は「info_1」、「info_2」となります。
5. 共有フィールドごとに、次の作業を行います。
関連項目