複合アプリケーション - 設計と管理


複合アプリケーションを Lotus Notes データベースに格納する
IBM(R) Lotus Notes(R) Standard Client の NSF ファイルを開いたときに自動的に複合アプリケーションを起動するには、複合アプリケーションを Lotus Notes データベースに格納する必要があります。これには次の 2 つの方法があります。
複製やテンプレートの継承などの点では、複合アプリケーションの設計要素は他の設計要素と同じように機能します。1 つの Lotus Notes データベース内に複数の複合アプリケーションの設計要素を持つことができますが、あまり一般的な方法ではありません。

これは、Lotus Notes データベースに複合アプリケーション XML を格納するだけでなく、ユーザーが Lotus Notes データベースを開いたときに複合アプリケーションを起動するように Lotus Notes クライアントに指示を出すための設定も変更する必要があるためです(複合アプリケーションのテンプレートを使用して Lotus Notes データベースを作成した場合、これは自動的に設定されます)。

データベースを設定して複合アプリケーションを起動する場合の最も簡単な方法は、[データベースのプロパティ] の [起動] タブを使用する方法です。

ページを選択しなかった場合、アプリケーションのデフォルトのページが使用されます。

ほとんどの場合、[起動] プロパティを使用して設定します。ただし、次の場合は、別の方法で指定したほうが確実です。


このような場合、[データベース] インフォボックスの [複合アプリケーションとして起動する] オプションは使用しません。その代わりに、次の処理を行います。

フレームセットを作成し、必要な複合アプリケーションとページを開くようにそのフレームセットを設定します。

[データベース] インフォボックスの [起動] タブから、このフレームセットを選択します。

[Ctrl] + [O] またはデータベースをポイントしているアウトラインエントリを使用して Lotus Notes Standard Client のデータベースを開いた場合、フレームセットの正規の内容は無視され、フレームセットのプロパティで指定されている複合アプリケーションが代わりに開きます。Lotus Notes Basic Client や以前のバージョンの Lotus Notes の場合、フレームセットの複合アプリケーション設定は無視され、クライアント内のフレームセットが表示されます。

Lotus Notes データベース内には複数のフレームセットを格納できるため、アプリケーションの起動方法に応じて複合アプリケーションの異なるページでアプリケーションを開きたい場合、異なる複合アプリケーションのページで開く複数のフレームセットを定義することができます。フレームセットを定義したら、これらのフレームセットにリンクするアウトラインエントリを作成します。

Lotus Notes データベースに格納されている複合アプリケーションを編集するには、この複合アプリケーションを Lotus Notes Standard Client で起動してから [アプリケーションの編集] メニュー項目を使用する必要があります。Lotus Notes アプリケーションを複合アプリケーションとして開いていない場合、Composite Application Editor は、編集すべき複合アプリケーション XML がどこに存在するかを判断することができません。

関連項目