アプリケーションの設計
WebDAV クライアントを使用してアクセスできる Lotus Domino データベースリソースの種類は、次のとおりです。
WebDAV を使用するには、Lotus Domino Server で有効になっている必要があります。WebDAV が (Domino ディレクトリの [インターネットサイト] ビューにある) Web サイト文書で有効になっているかどうかシステム管理者に問い合わせてください。
また、次の操作を実行する必要があります。
メモ WebDAV クライアントがプロキシサーバーを使用して WebDAV データベースが保存されている Lotus Domino Server にアクセスすると、WebDAV データベースへの接続時に問題が発生する場合があります。この場合、そのサーバーへのアクセスに対するプロキシ設定を無効にします。特定のサーバーへのアクセスに対してのみプロキシを使用不可にするなど、プロキシを選択して無効にすることもできます。Microsoft Windows エクスプローラ、Internet Explorer 5、または Internet Explorer 6 を WebDAV クライアントとして使用している場合は、ブラウザを開いて [ツール] - [インターネットオプション] - [接続] タブを選択します。[LAN の設定] を選択して [詳細] ボタンをクリックします。[例外] 編集ボックスで、Lotus Domino WebDAV サーバーのホスト名を入力します (例: develop1.acme.com)。
設計ロックを有効にする
設計ロックにより、同じリソースで作業中の共同作業者が別の作業者の作業を上書きしてしまうといった事態を防ぎます。MS Word 2000、Excel 2000、Dreamweaver 4.x など、WebDAV クライアントによっては、ファイルを開いて編集するときやファイルを WebDAV サーバーへ保存するときに、そのファイルがロックされるものがあります。これらのクライアントで Lotus Domino Server の WebDAV データベースを使用して作業できるようにするには、WebDAV データベースごとに設計のロックを有効にする必要があります。WebDAV での使用時に設計ロックを有効にするには、[データベースのプロパティ] インフォボックスの [設計] タブで [Design Locking] を有効にします。
設計ロックについて詳しくは、「設計要素をロックする」を参照してください。
設計ロックを有効にするには、データベースのシステム管理サーバーにアクセスできなければなりません。システム管理サーバー (マスターロックサーバーとも呼ばれます) は、データベースのアクセス制御リストの [詳細] ページで明示的に代替サーバーが指定されていない限り、通常データベースが作成されたサーバーになります。ロック機能を使用する多くのアプリケーションでは、ユーザーによる明示的なアクションなしで自動的にロックされるため、データベースのシステム管理サーバーが正しく設定されているかどうか、サーバーへのアクセスが可能か、また WebDAV の問題を回避するために設計ロックが有効になっているかどうかを確認してください。
WebDAV を使用した作業に関する注意事項
NSF ファイルでの WebDAV の使い方のヒントは、次のとおりです。
Dreamweaver では、ユーザーは [Remote Sites] 設定パネルでユーザー名 (例: James Smith/Acme) と有効なパスワードを入力して認証を行う必要があります。
また、ユーザーの電子メールアドレス (例: james_smith@acme.com) も入力する必要があります。この電子メールアドレスは、Dreamweaver のロック ([Check In] および [Check Out]) で使用するものです。Dreamweaver で指定した電子メールアドレスは、Domino ディレクトリのユーザー文書 (names.nsf) の [インターネットアドレス] フィールドにある James Smith/Acme というユーザーの電子メールアドレスと完全に一致する必要があります。両者が一致しないと、両方のクライアントでそのユーザーが同一ユーザーであると認識されません。
メモ WebDAV 経由で Lotus Domino データベースにアクセスするには、Macromedia Dreamweaver で WebDAV を使用するよう [Remote Site] を設定します。設定方法について詳しくは、Dreamweaver のドキュメントを参照してください。
関連項目