アプリケーションの設計


WebDAV クライアントを使用してデータベースリソースを編集および管理する
IBM(R) Lotus Domino(R) Web サーバーでは、WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) がサポートされています。これは、データベースに対して [設計者] アクセス権を持つユーザーが、IBM(R) Lotus Domino Designer(R) クライアントを使用せずにデータベースの設計コレクションのアイテムを編集または移動できる技術です。たとえば、お気に入りの HTML エディタを使用してページを作成できます。Windows エクスプローラを使用すると、ページを NSF ファイルへドラッグして Lotus Domino アプリケーションに追加できます。同様に、プロジェクトの共同作業に当たっているアプリケーションの設計者は、Internet Explorer 5.x を使用してページを開いて編集し、そのページをデータベースに戻すこともできます。WebDAV 技術により、サードパーティー製のツールを使用してリモートの Web クライアントからアプリケーションの設計作業に参加できるため、開発プロセスがより柔軟になります。

WebDAV クライアントを使用してアクセスできる Lotus Domino データベースリソースの種類は、次のとおりです。


WebDAV を設定する

WebDAV を使用するには、Lotus Domino Server で有効になっている必要があります。WebDAV が (Domino ディレクトリの [インターネットサイト] ビューにある) Web サイト文書で有効になっているかどうかシステム管理者に問い合わせてください。

また、次の操作を実行する必要があります。


Lotus Domino Server を設定して WebDAV を使用する方法について詳しくは、『Lotus Domino システム管理』を参照してください。

設計ロックを有効にする

設計ロックにより、同じリソースで作業中の共同作業者が別の作業者の作業を上書きしてしまうといった事態を防ぎます。MS Word 2000、Excel 2000、Dreamweaver 4.x など、WebDAV クライアントによっては、ファイルを開いて編集するときやファイルを WebDAV サーバーへ保存するときに、そのファイルがロックされるものがあります。これらのクライアントで Lotus Domino Server の WebDAV データベースを使用して作業できるようにするには、WebDAV データベースごとに設計のロックを有効にする必要があります。WebDAV での使用時に設計ロックを有効にするには、[データベースのプロパティ] インフォボックスの [設計] タブで [Design Locking] を有効にします。

設計ロックについて詳しくは、「設計要素をロックする」を参照してください。

設計ロックを有効にするには、データベースのシステム管理サーバーにアクセスできなければなりません。システム管理サーバー (マスターロックサーバーとも呼ばれます) は、データベースのアクセス制御リストの [詳細] ページで明示的に代替サーバーが指定されていない限り、通常データベースが作成されたサーバーになります。ロック機能を使用する多くのアプリケーションでは、ユーザーによる明示的なアクションなしで自動的にロックされるため、データベースのシステム管理サーバーが正しく設定されているかどうか、サーバーへのアクセスが可能か、また WebDAV の問題を回避するために設計ロックが有効になっているかどうかを確認してください。

WebDAV を使用した作業に関する注意事項

NSF ファイルでの WebDAV の使い方のヒントは、次のとおりです。


制限
メモ Microsoft では、「Web フォルダ」という用語を使用して WebDAV クライアントアプリケーションを表しています。「Web フォルダ」の使い方について詳しくは、Microsoft のドキュメントを参照してください。

メモ WebDAV 経由で Lotus Domino データベースにアクセスするには、Macromedia Dreamweaver で WebDAV を使用するよう [Remote Site] を設定します。設定方法について詳しくは、Dreamweaver のドキュメントを参照してください。

関連項目