LOTUS CONNECTOR
新しい行のワークスペースを追加します。
定義位置
ODBCResultSet
構文
status = odbcResultSet.AddRow
戻り値
status
イベントのシーケンスを説明します。AddRow を使用して ADDROW ワークスペースに空の (null データ) の行を作成します。SetValue を使用して行にデータを設定します。UpdateRow を使用して、その行をデータソースに書き込みます。データソースがトランザクションモデルのコミットとロールバックをサポートしているとき、変更後にコミットかロールバックを実行しなければなりません。ADDROW ワークスペースは単一の行を保持します。
追加された行は、実際にはキャッシュされた結果セットの一部ではありません。現在の行の位置は、結果セット内か追加行内のどちらかであり、ユーザーのアクションに依存します。初回の AddRow により、追加行に移動されます。結果セットに戻るには、CurrentRow、LocateRow、FirstRow、LastRow のいずれかを使用します。結果セットに戻ると、PrevRow と NextRow メソッドも使用できます。追加行に戻るには、次のように特殊な定数 DB_ADDROW を使用します。
現在どの行とバッファに位置するかを判定するには、DB_ADDROW 定数の CurrentRow をテストします。
UpdateRow が成功すると AddRow ワークスペースが閉じられ、結果セットに行があればその行に CurrentRow の設定が戻されます。AddRow ワークスペースが閉じられると、CurrentRow は DB_ADDROW に設定できません。この場合、もう 1 度 AddRow を発行して新しい AddRow ワークスペースを開く必要があります。UpdateRow は更新をデータソースに送りますが、結果セットの更新は行いません。新規行を参照するには SQL 検索を再実行します。Execute と Close は両方とも開いている AddRow ワークスペースを消去します。
明示的な列リストをつけてテーブルを検索した場合 (たとえば "SELECT Col1, Col2, Col4 FROM Table1")、そのリストには null 値を許容しないすべての列を含める必要があります。リストに含まれない列はすべて、新しく行が挿入された場合に null 値が入ります。
エラー
The previous added row has not been updated (DBstsAHVR)
Read only.Data cannot be updated or deleted (DBstsRDON)
Never executed successfully or result set closed (DBstsNOEX)
イベント
BeforeAddRow
AfterAddRow
クロスリファレンス
式言語の EditTableInsertRowColumn @コマンド
例 関連項目