LOTUS CONNECTOR


データをキャッシュする
デフォルトでは、LS:DO は検索で取り出すデータをキャッシュします。つまり、データをメモリに格納します。この方法は、行の間を何度も移動してフェッチする手間を省けますが、メモリを急速に消費します。

キャッシュサイズを制限するとメモリを節約できますが、一度に格納される行数が制限されます。新しい行は、行番号の大きな行へ移るメソッドの場合のみフェッチされ、それらの新たにフェッチされた行はキャッシュ内に古くからある行を置き換えます。すでにキャッシュから消えてしまった行番号の小さな行へ再度移動しようとすると、「要求された行にアクセスできません」というエラーが発生し、検索を再実行しなければなりません。

テーブルを順番に処理し、処理済みの行に戻ることがない場合は、キャッシュサイズを制限するこをとお勧めします。以前に処理した行に戻りたい場合は、それらの行をフェッチし直さなくてもいいように、十分な行数をキャッシュできるようにします。キャッシュサイズを制限する場合、キャッシュの許容量以上の行をフェッチすることがないように、適切なフェッチバッチサイズに制限します。

メモ MaxRows プロパティを使用して、サイズの大きなテーブルから結果セットにフェッチされる行数を制限すると、テストの際に便利です。