複合アプリケーション - 設計と管理


Lotus Domino Designer で使用できる複合アプリケーション設計要素
IBM(R) Lotus Domino Designer(R) の設計ペインでは、複合アプリケーションの作成と編集に使用する次の設計要素にアクセスします。
複合アプリケーションの他のビュー設計要素オプション

次の設計オプションでは、Eclipse ベースのユーザーインターフェースで表示されるときのビューの動作を指定できます。これらのオプションは、[ビューのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブから使用できます。

メモ これらのオプションは、サポート対象の Java(TM) PIM コンポーネントビュー (csiviews) でのみ有効です。詳しくは、このマニュアルの「複合アプリケーションで PIM コンポーネントビューを使用する」を参照してください。

[列の見出しを非表示]

列ヘッダーを表示せずにビューの列にデータのみを表示するには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、ビュー内の文書を目で見てグループ化しやすくなります。

[返答の階層の一部を表示]

このオプションを選択すると、スレッドが一部だけの場合に足りないルートを作成し、ビュー内の任意のメッセージの返答ツリーを表示できるようになります。このオプションを選択しない場合、完全なスレッドのみが表示されます。

[縦/横の切り替えパネルを表示]

プレビューペインをビューアー上下に横方向、あるいはビューアー側面に縦方向に配置できます。このオプションを選択すると、ビューのアクションバーにあるペアのアイコンを使用して、レイアウトの向きを横と縦で切り替えることができます。

[タブナビゲータを表示]

タブナビゲータはボタンのような一連のアイテムであり、ビューアーに表示される文書を制御するために使用します。このオプションを選択すると、ビューアーにタブナビゲータが表示され、クリックできるようになります。

[ビューアー]

このオプションでは、表、カレンダー、タイル、またはサードパーティのビューアーを切り替えることができます。ビューアーを指定していない場合、使用するビューアーはフォルダまたはビューのスタイル属性によって決まります。1 つのビューアーが指定されている場合、そのビューアーが使用されます。複数のビューアーが指定されている場合、アクションアイテムがアクションバーに追加され、ビューアーを変更できるようになります。選択したビューアーは、そのフォルダまたはビューに対して継続的に使用されます。

[スレッドビュー]

フォルダまたはビューのインライン展開スレッド機能を有効にするには、[スレッドビュー] オプションでその名前を指定します。[スレッドビュー] オプションでフォルダまたはビューを指定すると、[対話モードを許可する] オプションが使用可能になります。[対話モードを許可する] オプションをオンにすると、ボタンがアクションバーに追加され、フラット表示モード (すべてのメッセージを表示し、選択したメッセージと同じスレッドのものをハイライト表示) とスレッド表示モード (スレッドを展開するまでは、スレッドの最新のメッセージのみを表示) を切り替えることができます。

複合アプリケーションの他の共有アクション設計要素オプション

次の設計オプションでは、Eclipse ベースのユーザーインターフェースで表示されるときのアクションボタンの動作を指定できます。これらのオプションは、[共有アクションのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブから使用できます。

メモ このオプションは、サポート対象の Java(TM) PIM コンポーネントビュー (csiviews) でのみ有効です。詳しくは、このマニュアルの「複合アプリケーションで PIM コンポーネントビューを使用する」を参照してください。

[分割ボタンとして表示]

メモ [分割ボタンとして表示オプションは、複合アプリケーションの設計にのみ使用できます。

[分割ボタンとして表示] チェックボックスをオンにすると、1 つのアクションを複合アプリケーションで使用する場合に、そのアクションのボタンが 2 個表示されます。左のボタンにはアイコンとボタンのラベルが表示され、これをクリックすると最初のサブアクションが実行されます。右のボタンにはドロップダウン矢印が表示され、これをクリックすると全サブアクションを示すドロップダウンメニューがアクティブになります。

アクションについて詳しくは、このマニュアルの「アプリケーションの設計」を参照してください。

複合アプリケーションの他のアウトラインエントリプロパティ

次のアウトラインプロパティは、Eclipse ベースのユーザーインターフェイスで使用できます。このプロパティは、[アウトラインエントリのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブから使用できます。

このエントリの上に区切り線を表示する

Lotus Notes の標準設定の複合アプリケーションでは、このエントリと上のエントリとの間に横方向の区切り線が表示されます。

アウトラインエントリについて詳しくは、このマニュアルの「アプリケーションの設計」セクションを参照してください。

複合アプリケーションの他の列オプション

次の列オプションは、Eclipse ベースのユーザーインターフェイスで使用できます。このプロパティは、[列のプロパティ] インフォボックスの [詳細] タブから使用できます。

これらのオプションについて詳しくは、このマニュアルの「アプリケーションの設計」セクションの「列の [詳細] オプション」トピックを参照してください。

列の垂直レイアウトオプション

Lotus Notes の標準設定には、複合アプリケーション用の垂直の (狭い) レイアウトでビューを表示する機能があります。垂直のレイアウトでは、列がスクロールなしでレイアウトの範囲内に収まるように調整されます。列は 2 行にまたがって表示できます。この場合、ビューの各列は、必ず最初の行に配置されると指定されますが、場合によっては 2 番目の行に折り返すこともできます。垂直のレイアウトで列を非表示にすることもできます。設計者は、シーケンス番号により、列を 2 番目の行に折り返す順番を制御できます。2 番目の行を左揃えしている最初の行で列を指定すれば、2 番目の行もインデントできます。

列のタイル型レイアウトオプション

Lotus Notes の標準設定には、複合アプリケーションの場合、タイル型レイアウトでビューを表示する機能があります。タイル型レイアウトでは、通常はビューに 1 行で表示される各文書の情報が、そのビューに割り当てられている画面領域の範囲内で個別のタイルとして表示されます。たとえば、連絡先情報が収められているビューを、一連の名刺として表示できます。タイルの順序は横から縦の順で、縦方向にのみスクロールします。タイルのサイズはすべて同じです。各タイルには、上側の見出し部分と下側の属性部分があります。

列の複合設定オプション

[列のプロパティ] の [詳細] タブにある [複合設定] のセクションでは、特定の列で利用できるデータにプロパティをマップできます。

複合アプリケーションのサポートにより、定義済みプロパティの名前を選択すれば、列とそのデータに関連付けるプロパティを選択できます。複合アプリケーションでは、プロパティ、アクション、データ型が格納されている Web サービス記述言語 (WSDL) ファイル (XML ファイル) が、複合アプリケーションでのコンポーネントの対話のため、コンポーネントによって使用されます。プロパティ名は、アプリケーションの WSDL ファイルの WSDL コンテンツとして格納されている一意の識別子です。プロパティ名は、プログラム識別子として使用されます。

関連項目