アプリケーションの設計


メッセージストアプロバイダ
メッセージの受信者が IBM(R) Lotus Notes(R) ユーザーの場合は、メッセージトランスポートプロバイダではなく、メッセージストアプロバイダをデフォルトの MAPI ハンドラとして使用します。さらに、メッセージの送信では、MAPI スプーラではなくメッセージストアメッセージインターフェースへのコールが使用されます。

IBM(R) Lotus Domino(R) のメッセージストアに最初にアクセスしたときに、[送信ボックス] フォルダが MAPI によって作成されます。[送信ボックス] フォルダには、LAN に接続されていないときに、拡張された MAPI クライアントまたは通常の MAPI クライアント (Microsoft Outlook、Office など) から送信したメッセージが保存されます。Lotus Notes の受信者宛てのメッセージは、[送信ボックス] フォルダに保存されてから、Lotus Domino 内のローカルの [mail.box] データベースに送られます。サーバーとの接続が回復すると、メッセージが転送されます。Lotus Notes 以外の受信者宛てのメッセージは、送信メールキューである [exchange.box] データベースに保存されます。その後、MAPI スプーラによって処理されます。

MAPI フォルダインターフェースは、Lotus Domino フォルダにマッピングされています。フォルダの作成、移動、コピー、名前の変更、および削除を行うことができます。また、クライアントアプリケーションを使用して作成したメッセージに対して、添付ファイルの作成または削除を行うこともできます。添付データの設定または取得には、IStream インターフェースまたは IStorage インターフェースを使用します。RTF とネイティブ HTML がサポートされています。

メッセージ保存の機能の中には、サポートされていないものもあります。

関連項目