LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス


NotesMIMEEntity クラス

文書の MIME (多目的インターネットメール拡張: Multipurpose Internet Mail Extensions) コンテントを表します。

メモ このクラスは R5.0.2 で新しく追加されました。

包含関係

スーパークラス: NotesItemNotesDocument

サブクラス: NotesMIMEHeader

プロパティ

BoundaryEnd

BoundaryStart

Charset

ContentAsText

ContentSubType

ContentType

Encoding

HeaderObjects

Headers

Preamble

メソッド

CreateChildEntity

CreateHeader

CreateParentEntity

DecodeContent

EncodeContent

GetContentAsBytes

GetContentAsText

GetEntityAsText

GetFirstChildEntity

GetNextEntity

GetNextSibling

GetNthHeader

GetParentEntity

GetPrevEntity

GetPrevSibling

GetSomeHeaders

Remove

SetContentFromBytes

SetContentFromText

アクセス方法

NotesDocument の MIME コンテントにアクセスするには:


使用法

含まれている NotesDocument オブジェクトに、NotesDocument の ComputeWithForm、Encrypt、Save、Send、Sign、または CloseMIMEEntities のメソッドのいずれかが適用されると、有効な NotesMIMEEntity オブジェクトが無効になります。

アイテムを NotesItem オブジェクトおよび NotesMIMEEntity オブジェクトの両方として、同時に処理するのは避けてください。NotesMIMEEntity プロパティとメソッドの使用を開始した後は、NotesDocument の ComputeWithForm、Encrypt、Save、Send、Sign、または CloseMIMEEntities による MIME 処理を終了するまで、同一文書のアイテムにアクセスするほかのメソッドを使用しないでください。

$NoteHasNativeMIME と呼ばれるアイテムの値が「1」の場合、文書に MIME エンティティが含まれることを示します。「MIME パート」タイプのアイテムには MIME エンティティのボディが組み込まれます。通常、これはメールメッセージで「本文 (Body)」と呼ばれるアイテムに相当します。マルチパート MIME エンティティの場合、文書には親エンティティと子エンティティのそれぞれに 1 つずつの複数の「MIME パート」アイテムがあります。「MIME パート」アイテムには、「Content-type」、「Content-Transfer-Encoding」などのヘッダーと、プリアンブル (親エンティティ) およびボディコンテント (子およびスタンドアロンのエンティティ) があります。メールメッセージでは、たとえば、件名 (「Subject」ヘッダー)、送信先 (「To」ヘッダー)、受信 (「Received」ヘッダー) などのように、特定の項目が MIME ヘッダーに相当します。

NotesMIMEEntity クラスと NotesMIMEHeader クラスは、文書からの MIME 情報の収集と編成を行います。1 つの NotesMIMEEntity オブジェクトは、マルチパートではない MIME エンティティを含む文書を表します。複数の NotesMIMEEntity オブジェクトは、マルチパートの MIME エンティティを含む文書を表します。マルチパート MIME エンティティは、複数の親および子のエンティティで構成されます。子エンティティを別のエンティティの親にすることもできます。

クロスリファレンス

Java の MIMEEntity クラス


関連項目