データベースを開きます。データベースのプロパティとメソッドにアクセスするためには、データベースを開いておかなければなりません。データベースのプロパティとメソッドのアクセスの詳細については、NotesDatabase クラスの「使い方」のセクションを参照してください。

メモ Open メソッドは、パラメータを使用しなければ COM でもサポートされます。COM でパラメータを使用してデータベースを開くには、NotesDbDirectory クラスの OpenDatabase を参照してください。LotusScript ではパラメータを伴う Open メソッドのみをサポートしています。

定義位置

NotesDatabase

構文

メモ 次の構文は LotusScript 専用です。

flag = notesDatabase.Open( server$, dbfile$ )

メモ 次の構文は COM 専用です。

Call notesDatabase.Open()

パラメータ

server$

String 型。データベースがあるサーバーの名前です。空の文字列 ("") を使用すると、現在のコンピュータのデータベースが指定されているか、データベースに割り当て済みの NotesDatabase が指定されます。

String 型。開くデータベースのファイル名です。データベースに割り当て済みの NotesDatabase の場合は空の文字列 ("") を使用します。

• True の場合、該当するデータベースが存在し、開かれたことを示します。
• False の場合、指定した場所にデータベースがないことを示します。

Open メソッドは次のように使用します。

• LotusScript では、既存のデータベースに割り当て済みの NotesDatabase オブジェクトを開くには、Open を使用します。以下のように、両方のパラメータが空の文字列である必要があります (あるいは、既存のデータベースのサーバー名とファイル名に一致する必要があります)。

  db.Open( "", "" )

  Open を使用してサーバー名とファイル名を再割り当てしようとすると、スクリプトはエラーとなります。

• COM では、既存のデータベースに割り当て済みの NotesDatabase オブジェクトを開くには、Open を使用します。パラメータは使用できません。
• LotusScript では、既存のデータベースに割り当てられていない NotesDatabase オブジェクトを開くには、Open を使用します。サーバー名とファイル名を指定する必要があります。サーバー名のパラメータに空の文字列を指定できます。空の文字列は現在のコンピュータのデータベースを示します。ただし、ファイル名のパラメータには空の文字列は指定できません。

Open を呼び出すには、データベースに ［読者］ 以上のアクセス権が必要です。アクセス権がないときにはエラーとなります。

クロスリファレンス

Java Database クラスの open メソッド

式言語の @DbExists

例
関連項目

ランタイムエラーを処理する
データベースを開く

用語集