LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス


ReplaceItemValue メソッド

指定された名前のすべてのアイテムを 1 つの新規アイテムに置き換えます。新規アイテムには指定された値が割り当てられます。文書に指定された名前のアイテムがないとき、このメソッドはアイテムを新規に作成して文書に追加します。

定義位置

NotesDocument

構文

Set notesItem = notesDocument.ReplaceItemValue( itemName$, value )

パラメータ

itemName$


value
戻り値

notesItem


使用法

新規アイテムを文書に保存するには、ReplaceItemValue を呼び出した後に Save メソッドを呼び出す必要があります。

新規アイテムの IsSummary プロパティはデフォルトで True が設定されます。つまり、アイテムの値はビューかフォルダで表示できます。

テキストアイテムに変更する場合を除き、リッチテキストアイテム (または MIME エンティティ) の値を置き換える目的でこのメソッドを使用しないでください。リッチテキストアイテムの内容を置き換える場合には、NotesDocument.RemoveItem または NotesRichTextItem.Remove を使用して古いアイテムを削除し、NotesDocument.CreateRichTextItem を使用して同じ名前で新しいアイテムを作成し、NotesRichTextItem.AppendText およびその他のメソッドを使用して新しい内容を追加します。

「拡張クラス」構文

NotesDocument「拡張クラス」構文を使用してもアイテムの値を変更できます。NotesDocument「拡張クラス」構文を使用すると ReplaceItemValue を使用する必要がありません。たとえば次のようなスクリプトがあるとします。


次のスクリプトを実行すると上記のスクリプトと同じ結果になります。
この構文ではアイテム名を NotesDocument のプロパティとして使用することにより、NotesDocument を「拡張クラス」として扱えます。上記の例では、「Subject」は NotesDocument クラスのプロパティであるかのように扱われています。拡張クラス構文の実行結果は ReplaceItemValue の場合と同じです。ただし、ReplaceItemValue は作成されたアイテムを表す NotesItem オブジェクトを返すことと、IsSummary プロパティはデフォルトで True が設定されることが、ReplaceItemValue と異なっています。

1 回限りのスクリプトでこの構文が使用できる場合、次の理由により ReplaceItemValue を優先的に使用します。


クロスリファレンス

Java Document クラスの replaceItemValue メソッド

式言語の @SetField 関数

式言語の @SetDocField 関数

式言語の FIELD キーワード


関連項目