LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス


LotusScript のクラスで現在の文書にアクセスする

現在開いているバックエンドの文書にアクセスするには、NotesUIWorkspace および NotesUIDocument の各クラスを使用します。NotesUIView クラスを使用すると、Documents プロパティで、ビューのバックエンド文書にアクセスできます。

NotesUIDocument クラスには、次のプロパティがあります。
プロパティデータ型説明
AutoReloadBoolean 型(読み書き可能) 変更があったときに自動的に現在の文書を再ロードする場合は True。
CurrentFieldString 型(読み込み専用) 文書が編集モードの場合、現在のフィールドの名前。
DialogBoxCanceled Boolean 型(読み込み専用) ユーザーがダイアログをキャンセルしたかどうかを示します。
DocumentNotesDocument 型(読み込み専用) この文書ウィンドウに関連付けられた NotesDocument オブジェクトへの参照です。これによりバックエンドのプロパティとメソッドにアクセスできます。NotesDocument オブジェクトを使用してアイテムを変更、保存した場合、そのアイテムはリッチテキストアイテム以外であれば、ワークスペース内で自動的に更新されます。
EditModeBoolean 型(読み書き可能) 編集モードの場合は True。
FieldHelpBoolean 型(読み書き可能) フィールドヘルプを表示する場合は True。
HorzScrollBarBoolean 型(読み書き可能) 水平スクロールバーが表示される場合は True。
HiddenCharsBoolean 型(読み書き可能) 非表示文字を表示する場合は True。
InPreviewPaneBoolean 型(読み込み専用) 文書がプリビューペインからアクセス中の場合は True。
IsNewDocBoolean 型(読み込み専用) 文書がまだ保存されていない場合は True。
PreviewParentDocBoolean 型(読み書き可能) 下側のペインに親文書を表示する場合は True。
PreviewDocLinkBoolean 型(読み書き可能)下側のペインに文書リンクを表示する場合は True。
RulerBoolean 型(読み書き可能) ルーラーを表示する場合は True。
WindowTitleString 型(読み込み専用) ウィンドウタイトルの名前。
NotesUIDocument クラスには次のメソッドがあります。
メソッド説明
Categorize現在の文書をカテゴリ別に分類します。
Clear選択された文字列を消去します。
Close現在の文書を閉じます。
CollapseAllSections文書の全セクションを省略します。
Copy選択された文字列をクリップボードへコピーします。
CreateObjectリッチテキストアイテムにオブジェクトを作成します。
Cut選択された文字列を切り取り、クリップボードに置きます。
DeleteDocument 現在の文書に削除マークを付けてから文書を閉じます。1 度このメソッドを呼び出すと NotesUIDocument オブジェクトは使用できなくなります。
DeselectAll現在のフィールドの全内容の選択を解除します。
ExpandAllSections文書の全セクションを展開します。
FieldAppendText指定された文字列を、指定されたフィールドまたは現在のフィールドに添付します。
FieldClear指定されたフィールドまたは現在のフィールドの内容を消去します。
FieldContains指定されたフィールドまたは現在のフィールドに、指定された (大文字小文字を区別する) 文字列が含まれる場合、True を返します。
FieldGetText指定されたフィールドまたは現在のフィールドの文字列を取得します。
FieldSetText指定されたフィールドまたは現在のフィールドに、指定された文字列を設定します。
FindFreeTimeDialog[空き時間の検索] ボックスを表示します。
FindFreeTimeDialogEx 会議用に空いている時間を検索できるように [空き時間の検索] ボックスを表示します。
FindString 指定されたフィールドで文字列を検索します。
Forward新規メール文書を作成し、受信者の入力を求めます。
GetObject指定されたオブジェクトを取得します。
GetSchedulerObject埋め込みスケジューラを取得します。
GetSelectedText UI 文書で選択された文字列を取得します。
GotoTop最初のフィールドに移動するか、文書の先頭までスクロールします。
GotoBottom最後のフィールドに移動するか、文書の最後までスクロールします。
GotoField 文書内の指定された名前のフィールドにカーソルを置きます。
GotoNextField次のフィールドに移動するか、スクロールして表示します。
GotoPrevField前のフィールドに移動するか、スクロールして表示します。
GotoTop 文書の最初の編集可能フィールドか最初のボタンにカーソルを置きます。
Import ファイルを文書に呼び出します。
InsertText指定された文字列を現在のカーソル位置に挿入します。
NavBarSetTextURL ナビゲーションバーのテキストを設定します。
NavBarSpinnerStartURL ナビゲーションバーのスピナーを開始します。
NavBarSpinnerStopURL ナビゲーションバーのスピナーを停止します。
Pasteクリップボードにある文字列を現在のカーソル位置に貼り付けます。
Print現在の文書を印刷します。
Refresh文書を更新します。
RefreshHideFormulas現在の文書の非表示切り替え式を再計算します。この操作の負荷は大きくなります。
Reload保存された文書に加えられた変更内容で現在の文書を更新します。
Save現在の文書を保存します。
SaveNewVersion現在の文書を名前を付けて保存します。
SelectAll現在のフィールドのすべての内容を選択します。
Send現在の文書をメール送信して閉じます。
SpellCheck 文書中のスペルをチェックします。
NotesUIView クラスには、次のプロパティがあります。
プロパティデータ型説明
CalendarDateTime DATE 形式の Variant 型(読み込み専用) カレンダービューの現在の地域の日時。
CaretCategory Variant 型(読み込み専用) 現在の文書に対する、ビューの現在のカテゴリを返します。
Documents NotesDocumentCollection 型(読み込み専用) 現在の NotesUIView イベントが動作中の全文書。
View NotesView 型(読み込み専用) 現在開いているビューに対応するバックエンドビュー。

NotesUIView クラスには、次のメソッドがあります。
メソッド説明
Print @Command([FilePrint]) を実行します。現在開いているか選択されている文書、または現在のビューを印刷します。
SelectDocument 指定された文書をビューで選択します。
NotesUIView のイベント一覧については「プログラミングの概要」の章で「イベントの説明」を参照してください。


関連項目