従業員が事務用品の購入要求を記入する購買アプリケーションがあるとします。Lotus Notes アプリケーションによって、この情報を検索して自動的に文書に挿入するようにできます。
Mary Tsen は注文書を作成します。注文書番号、日付、要求者の各フィールドは、Lotus Notes により自動的に入力されます。Mary は注文書に詳細を入力します。数量、部品番号など。
Mary が注文書を保存するとき、文書の後半の配送情報は、Domino ディレクトリからユーザーに関する情報を取り出す一連の @DbLookup 式を使用して計算されます。
この計算を行うには、計算結果フィールドを使用して、取り出す各フィールド (勤務地および電話番号) についての検索式を記述します。たとえば、[Location] フィールドを取得する式は次のようになります。
@DbLookup("";"Purchasing":"Names.NSF";"People"; @Right(RequestedBy; "");"Location")
この式は、Purchasing サーバー上の Domino ディレクトリ (Names.NSF) を開いて [ユーザー] ビューを検索し、注文書の [RequestedBy] フィールドの姓に一致する姓を持つ人物を検索するよう Lotus Domino に指示するものです。正しい文書が特定されると、ユーザー文書の [Location] フィールドから注文書の [Location] フィールドに情報がコピーされます。
同様の式により、Mary の電話番号が、ユーザー文書の [OfficePhoneNumber] フィールドから注文書の [Phone] フィールドにコピーされます。
メモ [DeliverTo] フィールドについては、文書作成時に @UserName を使用して Mary の名前が取得されます。