LOTUSSCRIPT 言語
パス名に円記号が含まれていなければ、Macintosh 方式のパス名とみなされます。パス名に円記号が含まれていると、DOS 方式のパス名とみなされます。
Macintosh 上ではドライブ名を使用しません。すべてのデバイスはルートディレクトリの下に配置されます。ドライブ名を含むパス名を使用すると、エラーとなることがあります。%Include 命令を使用する場合、これはコンパイルエラーとして扱われ、その他の場合は実行エラーとして扱われます。
ファイルには DOS の命名規則 (8 文字の名前と 3 文字の拡張子) は適用されません。
Macintosh では、既定のディレクトリはドライブごとに格納されません。DOS のようにドライブごとにではなく、カレントディレクトリが 1 つだけ保守されます。ドライブ名は 27 文字以内です。この制限は、ChDir、ChDrive、CurDir に影響します。
Macintosh では、ディレクトリ指定「.」と「..」が認識されません。この制限は Dir 関数に影響します。
Macintosh では、ファイルシステムの属性 Volume、Archive、および System は使用しません。この制限は Dir、GetFileAttr、SetFileAttr に影響します。
Macintosh では、行終了文字として復帰 (ASCII 13) 文字を使用します。他のプラットフォーム上では他の文字を使用します。この違いは、同じ LotusScript のコードを使用して操作するファイルと文字列でも、実行するプラットフォームが違えばサイズが異なることを意味します。たとえば、UNIX プラットフォームでは行終了文字として 1 文字 (改行) を使用するため、UNIX プラットフォーム上で作成したテキストファイルの長さは Macintosh 上で作成したものと同じになります。Windows プラットフォーム上では 2 文字を使用するため、Windows 上で作成したテキストファイルは、同じソースコードを使用した場合でも、Macintosh 上で作成したテキストファイルより大きくなります。この違いは FileLen、Len、LenB、LenBP に影響します。
Macintosh では、他のアプリケーションで読み取り用に開いているファイルを、コピーする、開くなどの操作ができます。LotusScript で出力のために開かれたファイルはロックされます。他のアプリケーションで、このファイルを開いたり、コピーしたりすることはできませんが、ファイルの移動と名前の変更は可能です。Lock と Unlock は、共有のファイルにのみ適用できます。ロックされるファイルはサーバー上に存在するか、ローカルボリュームに存在する場合はファイルの共有が選択されている必要があります (コントロールパネルの [Sharing Setup] を使用します)。この違いは、Open、Lock、Unlock に影響します。
その他の違い
Macintosh PC では、序数 (Declare ステートメントの Alias 節を使用) による関数の別名は使用できません。
Macintosh 上にはシステム環境変数がありません。この違いは Environ に影響します。
関連項目