プログラミングの概要とユーザーインターフェース


フォーム式

フォーム式は、条件に応じて文書の作成や表示にどのフォームを使用するのかを決定します。

フォーム式は省略可能です。Lotus Domino Designer では、次の優先順位に従ってフォームが選択されます。

1. 文書に保存されているフォーム

2. フォーム式で指定されているフォーム

3. 文書の作成に使用したフォーム

4. データベースのデフォルトのフォーム

フォーム式はフォーム名として評価されなければなりません。フォーム式を入力するには:

5. Lotus Domino Designer でビューを開きます。

6. [オブジェクト] タブで [フォームの式] オブジェクトを選択します。

7. スクリプトエリアに式を入力します。

フォーム式とビューでの新規文書作成

フォーム式は、式や LotusScript を使用したビューアクションに呼び出されるフォームをオーバーライドし、文書を作成します。

たとえば、あるビューに次のようなフォーム式が入力されているとします。

@If(@IsResponseDoc;"Response";"MainTopic")

このフォーム式は、ビューに表示されている文書が返答文書の場合は「Response」フォームを使用して表示され、それ以外の場合は「MainTopic」フォームが使用されることを意味しています。しかしユーザーが別のフォーム、たとえば「Phone Number」フォームを使用して、Lotus Notes のメニューから [作成] - [Phone Number] を選択して文書を作成しようとすると、ユーザーには「Phone Number」フォームではなく「MainTopic」フォームで表示されます。同じことが、新規文書を作成するビューアクションに式や LotusScript を使用している場合に当てはまります。

この問題を回避するためにフォーム式に次の行を加えてください。

@If(@IsNewDoc; @Return(Form); "")

以下のように、@If ステートメントに両方の要素を記述することもできます。

@If(@IsNewDoc; @Return(Form); @IsResponseDoc;"Response";"MainTopic")


関連項目