アプリケーションの設計
埋め込みスケジューラの役割には次の 4 つがあります。
1 つ以上の埋め込みスケジューラを、フォームまたはサブフォームに埋め込むことができます。
1. 埋め込みスケジューラのフォームまたはサブフォームを開くか、または作成します。
2. 埋め込みスケジューラを表示する場所にカーソルを移動します。
3. [作成] - [埋め込み設計要素] - [スケジューラ] を選択します。
メモ フォームまたはサブフォームの設計時には、埋め込みスケジューラはスケジュール情報を表示しません。
埋め込みスケジューラのフィールドを作成する
埋め込みスケジューラは、誰のスケジュールを表示するにも、まず次の 3 つの情報を必要とします。
フィールドを作成したら、または他のデータ収集手段が整ったら、それらのフィールドを埋め込みスケジューラ属性と関連付けます。
埋め込みスケジューラをプログラミングする
データ収集用のフィールドを作成後、埋め込みスケジューラがフィールドからデータを取り出せるようプログラミングする必要があります。次の属性を使用して、埋め込みスケジューラをプログラミングできます。
フィールドを属性と関連付けるには:
1. インフォリストの [オブジェクト] タブから属性を選択します。
2. プログラムペインのスクリプトエリアに、フィールド名を引用符で囲んで入力します。
この属性のデータを取得するための式を LotusScript で記述する場合は、1 つまたは複数のフィールド名のテキストリストと照らし合わせて評価を行わなくてはなりません。
日時の値の時刻の部分が ALLDAY に設定されていると、使用時間のグリッドに指定した日付と現在の時刻が使用されます。日時の値の時刻の部分が ANYDAY に設定されていると、使用時間のグリッドに現在の日付と指定した時刻が使用されます。
このフィールドの値は、日時でなくてはなりません。値が日付と時刻ではない場合は、ユーザーのシステムの現在の日時がデフォルトになります。値が日付だけの場合は、その日付とユーザーのシステムの現在の時刻がデフォルトになります。値が時刻だけの場合は、その時刻とユーザーのシステムの現在の日付がデフォルトになります。
ユーザーがフォームにアクセスすると、スケジュール情報は指定された日付から始まります。ユーザーは、左右の矢印をクリックすることで、表示される週を変えることができます。毎日が指定の時刻から始まります。時刻は、分単位以下が切り捨てられ、時間単位で表示されます。
スケジュールは、ユーザーの地方時間帯に依存します。たとえば、太平洋時間帯で 9 時から 5 時が空き時間のユーザーは、EST ユーザーにとっては 12 時から 8 時の間が空き時間として表示されます。
この属性は、各個人のスケジュールを何時間表示するかを判断するのに使用されます。このフィールドの値は 1 から 24 の整数のいずれかでなくてはなりません。1 未満の値はデフォルトで 1 とされ、24 より大きい値はデフォルトで 12 とされます。
埋め込みスケジューラが含まれるフォーム上に予約フィールドを作成し、ユーザーが凡例の表示をオフまたはオンに切り替えられるように設定できます。予約フィールドの名前は「$GroupScheduleShowLegend」です。有効な値は、「0 - 凡例表示をオフにする」と、「1 - 凡例表示をオンにする」です。
埋め込みスケジューラのプロパティを設定する
1. [埋め込みスケジューラのプロパティ] インフォボックスを開きます。
2. [情報] タブでは、埋め込みスケジューラの次のプロパティを指定できます。
4. 埋め込みスケジューラのプロパティインフォボックスの [レイアウト] タブでは、埋め込みスケジューラの幅および高さのプロパティを設定できます。