LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス
行のハイライト表示がビュー内の新しい行に移動するとき、あるいは行が選択または選択解除されるときに発生します。CaretCategory および CaretNoteID プロパティは、どの行が新しくハイライト表示されるかを識別するときに使用できます。Documents プロパティは、どの文書が選択されているかを調べるときに使用できます。
メモ このイベントは R8 で新しく追加されました。
定義位置
NotesUIView
構文
Onselect(Source As NotesUIView)
パラメータ
Source
このイベントはビューが開くときに発生します。行がその時にハイライト表示されるためです。このイベントは、「選択マージン」チェックマークを使用して文書を選択または選択解除するとき、またはユーザーが、すでに選択されている行をクリックするときにも発生します。
現在のハイライト (またはカレットの場所) を変更するには、マウスをクリックするか、上下の矢印を押します。ビューでハイライトされるのは 1 つの文書またはカテゴリのみです。
現在ハイライトされている文書の Note ID を取得するには、CaretNoteID を使用します。ビューに文書がない場合、このプロパティは「0」の値を持ちます。カテゴリ行がハイライトされている場合、CaretNoteID は、高度なビットセットを持った Note ID を返します。GetDocumentByID を使用して文書の取得を試みるか (これはカテゴリエントリには何も返しません)、あるいは高度なビット (Source.CaretNoteID Like "NT[89A-F]*" など) をテストすることによって、現在の行にカテゴリまたは文書が含まれるかどうかを判別できます。
Onselect は、文書がハイライトされるとき、および文書が選択または選択解除されるときの両方の場合に実行されるため、イベントをコーディングして、これらのどちらが発生したかを識別しなければならない場合があります。Documents プロパティより効率的なため、CaretNoteID を始めにテストしてください。注意しているものが最後の実行以後に変化したかどうかを確認するために、最後の実行で検出された値を記憶しておくための Static 変数を使用しなければならない場合があります。
メモ Documents.Count は、通常、選択が変わった場合は異なったものになりますが、これに頼ることはできません。たとえば、ユーザーがビューで検索を行い、検索によって文書が選択された場合 (ユーザーがフルテキストオプションでビューの順序を選択したため)、文書が同じものでなかったとしても、前後では選択される文書が同じ数になる場合がよくあります。
このイベントに対応するスクリプトを作成するとき、Lotus Notes はユーザーに代わってイベントの構文を (パラメータも含めて) 作成します。ユーザーが入力する必要はありません。
例