文字列内で特定の文字列を検索し、最初に検出された文字の位置を返します。

構文

InStr ( [ begin , ] string1 , string2 )

または

InStr ( [ begin , ] string1 , string2 [, compMethod ] )

要素

begin

省略可能。正の整数値を表す数式です。begin では、InStr が string2 を検索し始める string1 内の位置を指定します。begin を省略した場合、既定は 1 です。compMethod を指定した場合は、begin も指定しなければなりません。

string2 の検索対象となる文字列です。

string1 内で検索される文字列です。

比較方法を示す数値です。

数値	比較方法
0	大文字と小文字および全角と半角を区別します。
1	大文字と小文字を区別しません。全角と半角を区別します。
4	大文字と小文字を区別します。全角と半角を区別しません。
5	大文字と小文字を区別しません。全角と半角を区別しません。


compMethod を指定した場合は、begin も指定しなければなりません。

compMethod を省略すると、既定の比較モードはこのモジュールの Option Compare ステートメントで設定されたモードになります。モジュールに対して比較方法が宣言されていない場合は、既定で大文字と小文字および全角と半角が区別されます。

InStr は、string1 内で最初に string2 が見つかった位置を返します。次の表は、いくつかの条件下での関数の戻り値を示しています。

条件	戻り値
string1 が空の文字列 ("")	0
string2 が string1 内の begin 以降に見つからない	0
begin が string1 より長い	0
string2 が空の文字列 ("")	begin の値 (begin を省略した場合は 1)
string1 が NULL	NULL
string2 が NULL	NULL
begin または compMethod が NULL	エラー

使用法

バイト単位で処理する場合は、InStrB 関数を使用します。

クロスリファレンス

式言語の @Middle 関数

例
関連項目

LotusScript ランゲージリファレンス: I - L
InStrB 関数
InStrBP 関数
InStrC 関数
Option Compare ステートメント
StrCompare 関数

用語集