アプリケーションの管理


SSL を使用して暗号化された Web トランザクションを処理する
SSL (Secure Sockets Layer) はセキュリティプロトコルの一種であり、サーバーと Web クライアントの間でデータが受け渡されるときに、暗号化することによってデータを保護します。SSL は、通信のプライバシーを確保し、TCP/IP 上で稼動する Lotus Domino サーバーのタスクを認証します。ユーザーが単独のデータベースまたはサーバー上のすべてのデータベースへアクセスする場合に、安全が保証されている SSL 接続を使用するようユーザーに要求できます。この種類のセキュリティ強化の一般的な使用方法として、Web ユーザーがクレジットカード番号などの機密情報を入力する電子商取引アプリケーションがあります。

SSL 接続を要求しない場合、クライアントは SSL か TCP/IP のどちらかを使用してサーバーに接続できます。

サーバー管理者は、IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリのサイト文書またはサーバー文書で SSL ポートを有効にします。次に、個々のデータベース (たとえば、商用トランザクション用に使用されるデータベース) のトランザクションを保護するには、データベース設計者が [Web アクセス: SSL 接続の要求] というデータベースプロパティを割り当てます。

サーバー管理者は、SSL ポートに対するアクセス権限を許可するにあたって、次の 3 つのオプションがあることに注意してください。


データベースへの SSL 接続を要求する

1. データベース ACL で [管理者] のアクセス権が設定されていることを確認します。

2. ブックマークのページからデータベースアイコンを選択します。

3. [ファイル] - [データベース] - [プロパティ] を選択します。

4. [基本] タブで、[Web アクセス: SSL 接続の要求] を選択します。

詳しくは、『Lotus Domino Administrator ヘルプ』を参照してください。

関連項目