複合アプリケーション - 設計と管理
プロパティ全般
Lotus Notes では、複合アプリケーションの一部として使用できるプロパティを設定するために単純で柔軟なモデルを使用します。設定されるプロパティは単純なデータ型です。つまり、文字列または日付を表示するデータ型のみです。
これらのデータ型を使用して、Lotus Notes コンポーネントの一部として使用されるプロパティを定義します。この項目の後で説明するメールコンポーネントまたは連絡先コンポーネントなどです。
連絡先 (個人アドレス帳) のプロパティ
連絡先 (個人アドレス帳) で使用されるプロパティは、[連絡先] ビューでのみ使用されます。これらのプロパティは、contactcomponent.wsdl ファイルで次のように定義されています。
現時点では、連絡先 (個人アドレス帳) にはアクションが定義されていません。
連絡先 (個人アドレス帳) プロパティまたはアクションの表題と説明
連絡先のプロパティとアクションに関する表題と説明は、ContactComponent.properties ファイルに定義されています。Composite Application Editor (CAE) アプリケーションに表示される表題と説明は、このファイルに定義されています。デフォルトの表題または説明を変更する場合、このファイルで変更できます。
各プロパティとアクションにマップされているデフォルトの表題と説明に関するファイルの内容を次に示します。
emailaddress.caption1= 変更したメールアドレス emailaddress.description1= 選択した連絡先の送信者のメールアドレス commonname.caption1= 変更した共通名 commonname.description1= 選択した連絡先の送信者の共通名 companyname.caption1= 変更した会社名 companyname.description1= 選択した連絡先の会社名 streetaddress.caption1= 変更した番地 streetaddress.description1= 選択した連絡先の番地 notesurl.caption1= 変更した Lotus Notes の URL notesurl.description1= 選択した連絡先文書の Lotus Notes の URL ContactComponent.wsdl ファイルでは、これらの表題と説明が次のように名前にマップされます。たとえば、emailaddress.caption1 は WSDL ファイルの emailAddressChanged プロパティの表題に使用されます。WSDL ファイル内に emailaddress.caption1 が存在すると、ContactComponent.properties ファイルの行と自動的に置き換えられます。その結果、emailaddress.caption1 は「変更したメールアドレス」に変換されて Composite Application Editor などで表示されます。
メールのプロパティ
メールデータベースで使用されるプロパティとアクションは、メール領域とカレンダー領域に分割されます。これらの 2 つの領域は複合アプリケーションでの使用時に個別に処理されます。
メールで使用されるプロパティは、[受信ボックス] フォルダと [すべての文書] ビューで使用されます。これらのプロパティは、mailcomponent.wsdl ファイルで次のように定義されています。
メールでは、[受信ボックス] フォルダと [すべての文書] ビューの両方で 3 つのアクションが定義されています。
この標準では件名、CC、BCC などは指定しませんが、追加のフィールドを定義できます。名前と値のペアは、このアクションで次のようにサポートされます。
mailto= SendTo.1 つの値です。 cc= CopyTo.複数の値をサポートします。 bcc= BlindCopyTo.複数の値をサポートします。 subject= メールの件名 body= メールの本文
この文字列の例を次に示します。
mailto:john_doe@example.com&cc=jane_doe@example.com&cc=jimmy_dean@examplehome.com&bcc=my_boss@example.com&subject=Test
メールのプロパティまたはアクションの表題と説明
メールのプロパティとアクションに関する表題と説明は、MailComponent.properties ファイルに定義されています。Composite Application Editor (CAE) アプリケーションに表示される表題と説明は、このファイルに定義されています。デフォルトの表題または説明を変更する場合、このファイルで変更できます。次に例を示します。
emailaddress.caption1= 変更したメールアドレス emailaddress.description1= 選択したメールの送信者のメールアドレス commonname.caption1= 変更した共通名 commonname.description1= 選択したメールの送信者の共通名 subject.caption1= 変更した件名 subject.description1= 選択したメールの件名 notesurl.caption1= 変更した Lotus Notes の URL notesurl.description1= 選択したメール文書の Lotus Notes の URL メールプロパティの列のマッピング
メールプロパティは、すべての文書/ ($All) ビュー内の次の列に割り当てられます。
カレンダーのプロパティとアクションを使用して、[カレンダー] ビューおよびナビゲーションペインの日付ピッカーナビゲーションオブジェクト間の移行および連携を行います。プロパティとアクションは次のように定義されています。
詳しくは、Lotus Expeditor のマニュアルを参照してください。
関連項目