LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス
クラスタ内のサーバーから削除するデータベースにマークを付けます。
メモ このメソッドは R6 で新しく追加されました。
定義位置
NotesDatabase
構文
Call notesDatabase.MarkForDelete( )
使用法
データベースに削除のマークが付けられると、このメソッドはそのデータベースを開く新たな要求を受け付けません。アクティブになっているすべてのユーザーがそのデータベースでの処理を終えると、クラスタマネージャが別のレプリカ (別のレプリカがある場合) にすべての変更内容を書き込みます。
このメソッドは、無効になったデータベースを削除する場合、またはデータベースをサーバーから別のサーバーにコピーして、元のサーバーからそのデータベースを削除する場合に使用します。データベースとそのレプリカをクラスタから削除する場合は、各サーバーのそれぞれのデータベースに削除のマークをつける必要があります。
このメソッドは取り消すことができません。つまり、このメソッドをいったん使用すると、データベースから削除のマークを取り除くことはできません。
このメソッドは、IsPendingDelete を True に、またIsInService を False に設定します。
このメソッドは、Remove メソッドとは異なり、クラスタ内にデータベースがなければなりません。データベースがクラスタ内のサーバーに存在しない場合、このメソッドはエラーを返しませんが、データベースは削除されません。データベースが使用中の場合、Remove メソッドは失敗します。MarkForDelete メソッドは、すべてのユーザーがデータベースの使用を終了してからデータベースを削除します。クラスタマネージャにより、クラスタ内のマークが付いたデータベースが削除され、Adminp タスクは呼び出されません。
データベースがクラスタ内の他のサーバーで使用可能かどうかはプログラムで CLDBDIR.NSF データベースに問い合わせて決定します。このデータベースはすべてのクラスタに存在し、クラスタ内のすべてのデータベースとそのレプリカの最新リストを含みます。CLDBDIR.NSF データベースは各データベースが有効か無効かも追跡します。
NotesAdministrationProcess クラスの DeleteReplicas メソッドを使用して、ドメイン全体からデータベースとすべてのレプリカを削除します。
このメソッドを使用するには、[管理者] のアクセス権が必要です。
クロスリファレンス
Java クラスの markForDelete メソッド
例 関連項目