LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス


例:Prompt メソッド
1. 次の PROMPT_OK の例は、情報メッセージを表示します。ダイアログボックスを閉じるには [OK] をクリックします。ユーザーに何かを知らせ、ユーザーからの応答としては確認以外に必要がない場合にこのスタイルを使用します。
2. 次の PROMPT_YESNO の例はメッセージを表示し、ユーザーに操作を続行するか取り消すかを選択させます。ユーザーが [はい] を選択すると、操作の続行を受け入れることを意味する値 1 を返します。ユーザーが [いいえ] を選択すると、操作の続行を取り消すことを意味する値 0 を返します。
3. 次の PROMPT_YESNOCANCEL の例もメッセージを表示し、ユーザーに [はい]、[いいえ]、[キャンセル] のいずれかを選択させます。ユーザーが [キャンセル] を選択すると、値 -1 を返します。
4. 次の PROMPT_OKCANCELEDIT の例は、ユーザーにテキスト文字列として返されるメッセージの入力を求めます。デフォルトのメッセージは表示されません。
5. 次の PROMPT_OKCANCELEDIT の例は、デフォルトの値を使用してユーザー名を表示し、修正を求めます。変更すると、名前が更新されます。ユーザーが終了すると、名前は変更されません。
6. 次の PROMPT_OKCANCELLIST の例は、データベース名のリストボックスを表示し、ユーザーにデータベースを選択するよう求めます。データベース名はテキスト文字列として返され、次の操作に使用されます。ユーザーが [キャンセル] を選択すると、Empty の文字列を返します。ユーザーは一覧表示されたデータベースのオプションの中から 1 つを選択します。最初はデフォルトで Schedule がハイライト表示されています。デフォルトとして指定した値は、必ず表示リストにも含めます。
7. 次の PROMPT_OKCANCELCOMBO の例は、PROMPT_OKCANCELLIST の例と同じようなダイアログボックスを表示します。ただし、この場合はドロップダウンリストが使用されるため、最初はデフォルト値だけが表示されます。ボックスの下矢印をクリックするとリストの残りの部分が表示されます。PROMPT_OKCANCELLIST の例と同様に、ユーザーは一覧表示された値の中から 1 つ選択します。最初はデフォルトで Schedule が選択されています。このスクリプトでは、ユーザーが選択したデータベースを返します。ユーザーが [キャンセル] を選択すると、Empty の文字列を返します。
8. 次の PROMPT_OKCANCELEDITCOMBO の例は、PROMPT_OKCANCELCOMBO の例と類似しています。ただし、この例では、ユーザーがテキストボックスを編集し、名前を入力できます。そのため、ユーザーはリストにある値以外を入力できます。このスクリプトでは、ユーザーが選択するか入力する到着先の都市を返します。ユーザーが [キャンセル] を選択すると、Empty の文字列を返します。デフォルト値はリスト内に必ず含めます。そうしないと、テキストボックスが最初に表示されるときに空白になってしまいます。
9. 次の PROMPT_OKCANCELLISTMULT の例は、名前のリストを表示します。ユーザーは、そのリストから 1 つまたは複数の名前を選択できます。デフォルト値はリスト内に必ず含めます。Mary Tsen はデフォルトの選択内容として表示されます。このスクリプトでは、ユーザーが選択した名前を返します。ユーザーが [キャンセル] を選択すると、Empty の文字列を返します。
10. 次の PROMPT_PASSWORD の例は、ユーザーがパスワードを入力するダイアログボックスを表示します。入力したパスワードは、画面には表示されません。入力されたパスワードが「xyzabc」ではない場合、正しいパスワードが入力されるまでパスワード入力を求めるプロンプトを 2 度表示します。
関連項目