JSP カスタムタグのライブラリ


エラーを処理する
タグの debug 属性を true に、onfailure 属性を exception に指定すると、生成されるエラーメッセージは JSP コンテナの STDOUT および STDERROR ログファイルに書き込まれます。ブラウザによって処理されると、onfailure 属性を inline に指定されたタグによって生成されたエラーは、エラーメッセージを太字で結果のページに表示されます。

JSP タグは次の例外クラスをスローします。


この例外は、サポートされていないコンテキストでタグまたはパラメータが使用され、onfailure 属性が exception に指定されているときにスローされます。

このセクションでは、次の内容について説明します。


DominoTagException クラス

DominoTagException には、id と text 属性が含まれます。例外オブジェクトは、次のメソッドを使用して取得できます。
メソッド取得内容
getMessage()タグの処理時に引き起こされたランタイムエラーメッセージ
getNotesException()Java バックエンドクラスがある場合に、このクラスによってスローされた関連する例外
getException()存在する場合は、その他の関連する例外 (IOExceptions など)

DominoTagException インターフェース

次の Lotus Domino タグエラーインターフェースを使用すると、例外オブジェクトを取得できます。

public class DominoTagException extends JspException {


}

DominoTagException エラーメッセージ

次の表に、DominoTagException クラスの id 属性によって生成されるエラーメッセージを示します。
id 値指定内容
INVALID_CONTEXT構造的なエラー。次の可能性があります。
- 指定されたタグを必要なコンテキスト外で使用した
- 競合する属性値を指定した
このエラーはトランザクション時にスローされます。
VIEW_NOT_FOUNDランタイムエラー。指定された名前付きビューが、データベースに見つかりませんでした。
DOMINO_ERRORスローされた NotesExceptions で値を追加するコンテキストを含まないものをキャッチします。getNotesException() メソッドを使用して Exception オブジェクトを受け取ることができます。
IO_ERRORページに出力を書き込んでいるときに IOException が起こったことを示します。getException() メソッドを使用して IOException オブジェクトを取得できます。
JAVA_ERRORスローされたすべての Java の例外をキャッチします。getException() メソッドを使用して Exception オブジェクトを受け取ることができます。
DB_NOT_FOUNDランタイムエラー。名前付きデータベースが見つからなかったことを示します。
INVALID_FORMATformat 属性に渡された書式文字列が無効なことを示します。
INVALID_STATEセッション状態を失ったことを示します。
ITEM_NOT_FOUNDビューに名前付きアイテムが見つからなかったことを示します。
INVALID_ATTRIBUTE属性値が無効なことを示します。
AGENT_NOT_FOUND名前付きエージェントが見つからなかったことを指定します。

検証エラー

検証エラーは、validatesummary タグによって収集され、表示されます。validatesummary タグは、次の検証タグによって実行された検証が失敗したときに生成されるエラーメッセージを収集するページによってループになります。
検証タグ名ユーザー入力検証内容
validatecc有効なクレジットカード番号
validatedate有効な日時 (最大と最小の日時の条件を設定できます)
validatelength指定された文字長 (最大と最小の長さを設定できます)
validatepattern指定されたデータ型のパターン
validaterange指定された範囲
validaterequiredエントリ (このタグでは datatype の確認は行われません)
validatewith指定された定数値と一致する値、または指定された比較演算子に関する別のフィールドの入力値

関連項目